こちらの絵本を私目線でサラッとご紹介します。独断と偏見による個人的感想です。
※「どんな絵本?」の項目は絵本の内容に触れます。
くまの子、ポーロと妹のプリンが、お母さんと一緒に森で色んな経験をし、生き方を覚えながら成長していくお話。
ポーロは森でカラスに出会う。そこでカラスに「くまのお母さんは子ぐまが独り立ちするとき、木苺の茂みに連れていく。子ぐまが食べている間にそっといなくなる」と教えられる。
ポーロはショックを受け、後日お母さんにカラスとの会話のことを話して泣きだす。
お母さんは「それはうんと先のことよ」と優しく言い、その後しばらくは親子一緒の穏やかな日常が過ぎていく。
そして、独り立ちのときを迎える。カラスの言っていた通り、木苺の茂みでお母さんは少しずつ離れていった。
でも、すっかり成長したポーロは、寂しさよりも、すがすがしい、誇らしい気持ちで巣立っていった。
6歳くらい・・・?
絵はとても可愛らしいが、文字数もページ数も多く、最終的にお母さんとお別れする話なので、何歳くらいがいいのか正直難しい。
文章自体はとても読みやすい。
文字のあるページは26ページ。(全40ページ)
普通に音読して10分弱かかる。
使用文字はひらがな・カタカナ。
図書館で見つけた。絵が可愛くて内容を確認せずに借りてきた。
閉じた状態でA4スクエア。
約400g。缶コーヒー2本分くらい。
ハードカバーでページは厚紙。
持ち運んで外で読むというより家に置いておく感じかな。
内容確認せずに子供に読ませてしまい、泣かせてしまった・・・(´・ω・`)
一人で読めるので、「これ借りてきたから読んでみて~」と渡して放置してしまい、読み終えた後、布団にくるまって声をころしてシクシクと・・(;ω;)
我が子は今小学1年生ですが、もともと「お父さんとお母さんとずっと一緒にいたいから、私は誰とも結婚しないんだ~♪」と言っています。(嬉しいけどそのまま大人になったらちょっと心配笑)
あああ・・・ごめんよ。。本当にうかつだった。
時間を計るために後日自分で音読していたら、もう終盤うるっときてしまって。
絵はとても可愛らしいです。親子の日常、森での生き方、心の描写、どれも優しくて素敵な絵本です。
でも、どんなに前向きな気持ちで子熊が巣立ったことを描いていても、親とずーっと一緒にいたいと願っている年齢の子供には相当ショッキングな内容だったようです。
もっと小さい子でストーリーもあまり気にしない年齢なら、絵だけ楽しむというのはアリかなと。
逆に、文章量のバランスから適齢と思われる6歳前後の子には、内容的に与えるのが難しいかも、と思いました。
本当に素敵な絵本だからこそ、お子さんの性格をよ~く考えて、与えて大丈夫か慎重に判断すべき絵本でした(^^;
ご参考まで。