こちらの絵本を私目線でサラッとご紹介します。独断と偏見による個人的感想です。
※「どんな絵本?」の項目は絵本の内容に触れます。
懐かしの定番絵本、ぐりとぐらシリーズ。
ぐりとぐらが波打ち際で遊んでいると、ビンを見つけます。
コルクの栓を抜いて中を見ると、手紙と地図と浮袋(浮き輪)が入っている。
手紙の差出人は海坊主。
「しんせつなともだちへ しんじゅ・とうだいへきてください。うみぼうずより」
ぐりとぐらは浮き輪を膨らませ、しんじゅ・とうだいへ泳いでいきます。
すると、突然海坊主が現れます。海坊主は二匹の浮き輪を掴むと、すごい速さで泳ぎ出し、あっという間にしんじゅ・とうだいに到着しました。
海坊主は、仕事道具の真珠を小さな岩穴に落として困っていて、取りに行ってくれる小さな体の友達を探していたのでした。
ぐりとぐらはは岩穴から真珠を運び出すことに成功。海坊主はお礼に、ぐりとぐらに泳ぎを教えました。
二匹は教えてもらった泳ぎをマスターし、飛ぶように早く元居た波打ち際へと帰ってきました。
絵本が好きなら4歳からでも。
文章量的には5、6歳、小学1年生くらい。
文章は割と読みやすい。フォントも明朝体で見やすいサイズ感。
文字のあるページは22ページ。(全32ページ)
普通に音読して6分弱。
使用文字はひらがな・カタカナ。カタカナにはふりがな有り。
子供の頃に家にあった。
閉じた状態でB5用紙よりちょっと大きいくらい。
約280g。小さめのペットボトル1本分くらい。
ハードカバーでページは厚紙。
大学ノートが入るカバンなら持ち運べる。
懐かしい!懐かしくて幸せな気持ちになります。
1976年発行の絵本なんですが、この時代は浮き輪の事を「うきぶくろ」って言ってたんだね。
「だるまちゃんとかみなりちゃん」の絵本も「うきぶくろ」って言っていた。
この絵本は1968年発行。どちらもかなりのロングセラー。
話がちょっと逸れた。感想に戻ります。
海坊主さん、大きな体で小さな真珠を磨くお仕事だなんて大変だね(^^;
ビンの中に手紙と地図と浮き輪を入れて、浮き輪にジャストサイズのぐりとぐらの所へバッチリ届けるなんてナイスコントロール。
ぐりとぐら、海坊主に泳ぎを見せて貰っただけで5種類の泳ぎをマスターするなんて超人的。(人じゃないけど)
今読むと設定が結構ぶっとんでいる気がするけれど、これぞ絵本という感じ。
読んでいてワクワクします。平和でほっこりする物語ですが、ワクワクする。
そんな、懐かしの絵本です。
ご参考まで。