こちらの絵本を私目線でサラッとご紹介します。独断と偏見による個人的感想です。
※「どんな絵本?」の項目は絵本の内容に触れます。
懐かしの超有名絵本、『11ぴきのねこ』。
11匹の野良猫がいて、いつもお腹を空かせていた。
ある日、普通サイズのお魚1匹を見つける。11等分してみるも、そんなんじゃ足りるわけがない。
そこに爺さん猫が登場。曰く、山のずうっと向こうに広い湖があり、そこには怪物級の大きな魚が住んでいると。
11匹の猫たちは、いかだを作り、ドラム缶や縄も積み、大きな魚を求めて湖を目指し出発します。
何日も見つからない魚。しかしある日突然姿を現します。デカイです。
11匹の猫たちはあの手この手で大奮闘の末、見事大きな魚を仕留めました。
早く持ち帰りみんなに見せて驚かせてやろうと話し合い、それまでは絶対に食べないと誓います。
よだれが出てくるのを我慢しながら帰路につき、夜になり、夜が明けた。
魚は・・・
・・・(^ω^)
内容的には4歳~6歳くらい。
文章量は割と多いので途中で飽きるかもしれない。
文章は時々なんか読みにくい。なんでだろう?音読していると「ん?」となったり、何度かつっかえてしまったり。懐かしの絵本だとこういうことが多いので、言い回しとかの問題かな?
途中、夜空の描写で紺色に近い濃い青のページがあり、そこに黒字で文章が書かれている箇所がある。これはさすがに文字がちょっと見えにくかった(^^;
文字のあるページは27ページ。(全40ページ)
普通に音読して6分ちょい。
使用文字はひらがな・カタカナ・数字。
子供の頃に家にあって読んでいた。
閉じた状態でB5用紙よりちょっと大きいくらい。
約330g。小さめのペットボトル1本分くらい。
ハードカバーでページは厚紙。
大学ノートが入るカバンなら持ち運べる。
とにかく懐かしい!子供の頃は特に何も考えずに読んでいたと思います。
今読むと、結構ムチャな設定が多い絵本だな?と思いました(^^;
旅に出てから大魚を捕まえるまでの間に、食事をとる描写は一切なかったんだけど、一体どうしていたんだろう(笑)
魚が大きすぎて、なんだろう・・・ジャンプの漫画読んでる時みたいなワクワク感があるかも。「こんな奴に敵うわけないじゃん!」な敵に挑むような、あの感じ。
どう考えても無謀すぎる戦いなのに、よくぞ仕留めたなと。
しかし、これぞ絵本というもの。
見事にオチも付いていて、実に楽しい絵本です。昭和な挿絵、色使いも最高です。
でも、我が子にはあんまり響かなかったみたい。時代というもんなのだろうね。
ご参考まで。