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2019年台風19号、多摩川氾濫で避難所へ。役に立ったのは防災グッズよりも使い慣れているものでした

避難所で実際に役に立ったもの
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2019年10月12日、史上最強と言われる台風19号「ハギビス」が日本に上陸しました。

これまで居住地が分かるような情報を書くのは控えていましたが、今回はもう、ザックリですが書いちゃいます。私は多摩川付近に住んでいます。(今のところは)

今回の台風では、12日午前中の時点で避難勧告、夕方には避難指示(緊急)が発令されていました。

多摩川のライブカメラやTwitter、ニュースで様子を見ていましたが、上陸前だというのにどんどん増水する川の状態を見て居ても立っても居られなくなり。

前から準備していた防災リュックを持って避難所に行ってきました。

あ、ちなみに家は無事でしたよ。

床上浸水してしまったご近所さんは多いですが・・・。

結果的には数時間の避難で済んだこともあり、防災リュックに詰めたものより、普段からかばんに入れていたり、使い慣れているものの方が役に立ちました。

今回は、台風のように事前に来ることが分かっていて、避難所に行く可能性がある場合に用意しておいた方がいいものについて書きました。

今後のご参考にどうぞ。

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スマホ(ネットが使える携帯電話)は必須中の必須アイテム

言うまでもなく、ですが。

連絡手段だし、緊急速報が届き、ネットが繋がるなら自ら情報収集できるし、ライトにもなる。ライトは、うちはモンベルのランタンを持っていたのでそれ持参したけど。

緊急速報
スマホライトとペットボトルのランタン

多摩川増水の様子は、けっこうTwitterでも確認していました。

スマホひとつで本当に安心感が違います。

台風の避難なら、避難所に行くまでの間に水濡れしないよう、防水バッグに入れるとか、ジップロックのような密閉できる袋に入れて厳重に守ってください。

古いスマホがあれば、simが入っていなくてもフル充電しておきライト代わりに。

GPSがついてるからか?古いiPhone5も持って行ったんですが、緊急速報は毎回しっかり届いていました。

スマホは充電が命!必須アイテムはモバイルバッテリー

Ankerモバイルバッテリー

これが無かったら、メンタルが相当やられていたかもしれない。

スマホひとつで安心感がグッと上がる半面、充電がジリジリと減っていくのは、精神的にキツイです。

以前防災グッズをいろいろ買って、スマホ充電もできるマルチラジオも準備したけど。

半日に満たない数時間の避難だったのもあり、重宝したのはモバイルバッテリーでした。

うちにあるやつはコレ。↓

出張が多い旦那の愛用品。最近はドラクエウォークやってるから、普段から持ち歩いてるみたい。

事前にフル充電して旦那と交互に充電していましたが、余裕で充電し続けられる・・・!

安心感が半端なかったです(ノД`)・゜・。

避難が長引けば、そのときはマルチラジオのお世話になるんだけどね。

あ、早めに避難所に行けば、電源の近くの場所を取れるかもしれません。でも、やっぱりモバイルバッテリーは用意して欲しい。

実は避難所で2回停電がありました。原因はよく分からない。

だけど、電源近くに場所を取った人たちが延長コードも使ってスマホの充電とかしてた。中にはPC持ち込んで仕事してる人もいた。ブレーカーが落ちたのか?みたいな話で、充電を控えるよう案内がありました。

停電後少ししたら電気はついたけど、緊急時用の予備の電源を使ってたみたいだし。

延長コードじゃなくてモバイルバッテリーを用意しようね。

ブルーシートの支給は無かった。レジャーシート持参で自分の場所を確保して

お子さんのいる家庭なら、運動会とかのために用意してあると思います。

レジャーシート、持って行ってください。

ブルーシートが支給されるかどうかは避難所次第です。自分のスペースを確保するために必要です。

できれば厚手のものがいい。

避難所の床に薄手のレジャーシート1枚ペラーンと敷くだけじゃ、長時間座っているのもつらいし、横になって寝るのも相当しんどいです。

ためしに薄手のレジャーシート(なければゴミ袋とか)をフローリングの床に敷いてさ、座ってみて?寝てみて?

それで一晩、あるいはもっと過ごせる?きつくない?

ダウンジャケットのような上着(夏以外)

避難所、けっこう寒かったんですよね。一応家族全員上着を着ていったんですが、布団の代わりになりました。

幸い、夜に非常用毛布が支給されました。が、数に限りがあり。

ご老人や子供がいる家庭優先とのことで、我が家は1枚だけお借りしました。

前に防災グッズを買ったときに、迷って買わなかった「アルミシート」、これはやっぱりあった方がいいと思った。

バスタオルとかひざ掛けとかでもいいかもしれない。

けど、かさばらないアルミシートや、着て行ける上着の方がベターだとは思う。

パッと取り出せるところにスーパーのレジ袋を入れる

防災リュックの中にも、丁寧に折りたたんだゴミ袋を入れてありました。

が、今回役に立ったのは、普段使いしているバッグの中に入ってたスーパーのレジ袋。

塗れた靴、雨カッパ、靴下、ゴミなんかも、パッとレジ袋を出してサッとしまえました。

三角折りとかしなくていいから、すぐ出せるところに5枚くらい入れておくと安心。

下着、靴下など最低限の着替え

靴下はあった方がいい。

長靴での避難は危険とのことなので、スニーカーで行くことになります。

どうしても濡れますよね。脱ぎますよね。夜中にけっこう足先が冷えたので、靴下の替えはあった方がいいです。

避難所内を歩き回るときも、靴下を履いてないと裸足でペタペタ歩くことになるし。

避難が長引くことが予想されるなら、下着の替えも2~3枚あった方がいいし、子供がいるなら下着・靴下以外の着替えも1~2セットあった方がいいと思います。

洋服は布袋とかにまとめて入れて持ってけば、枕代わりになると思う。

タオル・ウエットシート・ポケットティッシュ

タオルはできたらバスタオルがあると、濡れた体を拭く以外にもいろいろ使えて便利そうだけど。

かさばるからと、持っていくのは却下となりました。

タオルハンカチ、粗品のタオル、そんな感じのものが2~3枚あるといいと思います。

ウエットシートは、我が家の場合はおしりふき。手、顔、口まわりと、どこにでも使えて便利。

(なんだかんだでまだお尻を拭くこともあるのでね。)

うちでずっと愛用してるのはコレ。↓

今では子供のおしりを拭くことは滅多にないけど、便利過ぎていまだに時々買っちゃう(;’∀’)

水には流せないタイプなんだけど、厚さ、使い心地、何もかもがうちにとってはちょうどいいんです。

いつかは買うのやめなきゃと思ってるけど、便利過ぎてなかなか卒業できない・・・

ポケットティッシュ、子供がいると特に、めっちゃ使うよね。

栄養補助食品、菓子パン、子供のおやつ、飲み物

長期間避難する可能性があるならあれこれ持っていきたいところだけど、現実的には多くても3食分の軽食・・・と言ったところでしょうか。

大人の食事にカロリーメイト、子供は好きな菓子パン、おやつ。

ペットボトルの水と、子供の好きなアンパンマンの飲み物。

食べ物飲み物はほぼ、子供が好きなものでいい!

できればあった方がいい、トイレットペーパーと携帯用トイレ

実はね、避難所にいる間に断水しちゃって。

トイレに行った人が「水流せない」って言ってて。

うちは水が止まる前にトイレを済ませてたから大丈夫だったけど、携帯用トイレは買ってあったからその点は安心でした。

こっちの記事に書いてます。↓

トイレットペーパーも1ロール潰してリュックに入れていました。使わなかったけど。

体調管理のために持っておきたい衛生用品、常備薬など

マスク、リップクリーム、ボディクリーム、水のいらないシャンプー、絆創膏、風邪薬、生理用品、歯磨きシートなどなど。

避難する時間が長くなるほど、こういったものが重要なアイテムになると思います。

避難所で体調崩したら本当につらいと思う。身を守るために必要なものだよ。

筆記用具

細かいものですが、必要でした。

避難所で世帯情報みたいな紙を書いて提出するように言われたので。

できればシャーペンみたいな、インク切れの心配がない筆記用具がいいかも。

貴重品

とにかく持ち出さなきゃですね。

お財布、カード類、身分証明書、印鑑、お薬手帳など。

ひとまとめにして持っていき、避難所では死守。

2~3泊キャンプに行くイメージで準備するといいかもしれない

今回実際に避難所に行ってみて思ったことは、

  • 案外、普段使いしているかばんに入っているもので間に合った
  • 特別な防災グッズより、使い慣れている身近なものが役に立った

ということ。

あくまでも短期避難で済んだから、ですが。

避難生活が長引く場合は、前に作った防災リュックが役に立つはず。

まずは2~3泊キャンプに行けるような装備を用意して、かつ避難が長期に及んだとき用の防災リュックも準備して避難所に向かえばいいのかなと。

あくまでも自分の体験ベースですが、そう思いました。

避難所に行くことで精神的に落ち着く。ハザードマップや避難勧告を甘く捉えず早めの行動を(最後に)

Twitterでこんなツイートを見つけました。

持ち物について、用意しておいた方がいいものは私と若干違います。が、共通するのは「寝床と充電の重要性」かなと。

このツイートで特に共感したのが、避難所に行って良かったことの話。

その1「精神的安定」

その2「早めに行動すれば避難所の比較的いい場所が確保できる」

その3「早めに避難を決めれば偵察隊の報告または避難所への問い合わせで判明した必要な物を準備する時間的余裕がある」

その4「実際に避難したことで、非常持ち出し袋に必要な意外なものがわかった」

https://twitter.com/cicirll/status/1183395074391937025?s=20

これらはほぼ同意。

特に【その1】

私は避難前、テレビのニュースを見てオロオロ。Twitterで川の状態を見てはハラハラ。

・・・と、ずーっと落ち着きが無かったんです。

いよいよ氾濫するかも?という水位に達したとき、頭によぎったのは、ゴムボートで救助される自分たちの姿。

実際、もう少し川に近い場所では、ゴムボートでの救助があったとか。

住まいは2階なので、家で待機するのも一つの手だったと思います。

でも、万が一取り残されたら・・・

救助する人もまた被災者かもしれない、家族もいるのだろう。

避難所にいたって危ないかもしれないけど、少なくとも自宅にいるよりは迷惑はかけずに済むだろう。

そんな風に思いました。

【その2】

夕方には動いた私たちですが、既に人がいっぱいでした。

家族3人にとって十分なスペースを見つけるのに、結構ウロウロしました。

【その3】

実は最初はレジャーシート、持ってきてなかったんですよ。また、他にも細々とあった方が良いものがあり。

時間的にも余裕があったし、雨風もさほどひどくない。家も近くなので、旦那が一度家に取りに戻ってくれました。(普通は戻っちゃダメだよ)

【その4】

正にこの記事を書いた理由ですね。

実際に避難してみて初めて、我が家にとって必要なものが何かが分かりました。

必要なものって家庭によって様々だと思います。

避難する機会なんてそうないから、1~2泊のキャンプをしてみたらいいんだ、きっと。

キャンプに必要なものと、避難で必要なものは似てる気がする。

うちもそのうち行こうと思う。キャンプ。

ほぼ同意、と書いたのは、唯一、電源タップまたは延長コードが必要、という点だけ同意できかねるためです。

繰り返しになりますが、私が行った避難所、2回停電してるから。

電源を避難所頼りにするのはダメ。

いつも文章長くてごめんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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