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画像を無断転載され、直リンクで再配布された!再発防止のためにしたこと

画像を無断転載され、直リンクで再配布された!再発防止のためにしたこと
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残念な事に、当サイトに掲載していた画像が盗用され、海外の再配布サイトに掲載されていたことが発覚いたしました・・・。

しかも、無断転載されたのは私自身のイラストでもフリー素材でもなく、許可をいただき掲載していた、他のイラストレーターさんの作品です。

ご迷惑をおかけして本当に申し訳ないです・・・。

画像は持ち帰るな、と書いていました。日本語で。

でも、それだけじゃダメだと痛感しました。再発防止のために私がしたことを書き留めておくので、参考になればと思います。

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画像のURLを取得し、「背景」として直リンクされ、埋め込み用のタグが配布されていた

なぜ発覚したのかというと、「あかえほ」でググったら出てきたんです。2ページ目に。

あかえほで検索した結果

もう嫌な予感しかしない。

まりもさんのイラスト

ウェブ魚拓はこちら

当サイトの「イラスト館」で掲載していた、まりも様の作品です。

まりも様は、ほんわか可愛らしい、絵本の世界のような素敵な絵を描くイラストレーターさんです。

※「イラスト館」へのリンクも魚拓です。今回の事態を重く受け止め、「イラスト館」のページは今後削除し、他の形でイラストレーターさんの作品をご紹介したいと思います。

「Shere URL」には、再配布サイトのURLが記載されており、当サイトへリンクするものではありません。

「Embed」は「埋め込み」らしい。タグは次のようになっていました。

<a href=”https://imagedep.com/優しい-イラスト–470613/51″ title=”イラスト館 あかえほ”><div class=”imgload sam-hover-opacity sam-tasmagizle” style=”display:block;background-repeat: no-repeat;background-position:center center;background-size:contain;width:100%;background-image: url(https://www.akaeho.net/images/illust-gallery/marimo2.jpg);height:320px;”></div></a>

当サイトのレンタルサーバーのFTPにアップロードしている

当サイトのレンタルサーバーのFTPにアップロードしている画像のURLを取得し直リンクで画像を表示させるためのタグが、無断で配布されている状態でした。

画像の直リンクとは、自サイトのサーバーには負担をかけず、掲載元のサーバーに負担をかける行為です。

おまけにアドセンスや他の広告もつけてる。許せん。

いらすとやさんもいる。

いらすとや1
いらすとや2

画像URLは、irasutoya.comかと思いきや・・・。

「まごわやさしい」の方は、他サイトでイメージイラストとして使われていた画像のURL。

「男性看護師」の方は・・・再配布サイトからの再配布。うわぁ・・・もうカオス。

シミラーウェブで相手のサイトを調べてみた

このサイト、素材配布サイトだとは思うんですが、「About」などのページが無くてよく分かりません。

そこで、シミラーウェブで調べてみました。

シミラーウェブ

※こちらのスクリーンショットは必要箇所のみ、切り貼りしています。

グローバルランクを見る限り、そこまでアクセスがあるサイトでは無いもよう。つまり、まだそれほど被害は無さそう。

SNSからの流入が100%で、Facebookが100%。

そこで、Facebook内検索でこのサイトのURLを打ちこんでみたら、複数Facebookページがヒットしました。

Facebook

例のサイトへ誘導するだけのページをいろいろ作っているようです。

watch VideosというFacebookページもあったので、経由して例のサイトへ行くと、Youtubeが埋め込まれていました。

えーと、つまり、他から持ってきた画像や動画を掲載して、Facebookで集客し広告収入を得ているサイトである、ということが分かりました。

自分の画像ではないのでDMCA申請はせずに、直リンク防止対策を試みる

画像などが他サイトで盗用された場合、DMCA申請をするという選択肢もあります。

ただ、今回無断転載されたのは、私が著作権を持つイラストではありません。

代理で申請することもできるようですが、下手なことしてイラストレーターさんにご迷惑をかけるわけにはいきません。

それに、仮にDMCA申請しても、審査が通って削除されるのは、当サイトからの画像転載ページだけ。

それじゃ意味がないですよね。

なので、記事を書いて注意喚起し、直リンクによる画像盗用防止対策をサイト運営者様に促す

これがベストなのかなと。

例のサイトは、直リンクで画像を表示し、画像URLをタグで配布しているだけ。なので、盗用された画像のURLを変更すれば、あちらのサイトで画像が表示されなくなるし、タグを埋め込んだサイトでも表示されなくなります。

ワードプレスやその他のブログサービスであれば、同じ画像をアップロードし直せばURLは変わるので、新しい画像に差し替えればOK。

直リンク転載された画像数が少ないなら、この対応でもとりあえず大丈夫だと思います。

詳しい方で、「.htaccess」ファイルを作って自分でFTPにアップロードできるという方は画像の直リンクを拒否する対策をとってもいいと思います。

環境によってやり方が違う思うので、「直リンク 禁止 .htaccess」などのキーワードで検索してみてください。

ちなみに私は、「.htaccess」ファイルで例のサイトに直リンク禁止をしようと思いましたが、今回は見送りました。

こういうファイル扱うのは正直怖いんです。

なので、今回は該当画像のURLの変更のみを行うことにしました。

エラー

URLを変更してアクセスしてみると、このような画面に。

とりあえずはこれで様子を見て、なおも盗用されるようであれば、「.htaccess」ファイルで直リンク禁止の対策も検討しようと思います。

あんまりスカッとしないかもしれませんが、相手サイトがどんな人か分からないので。

海外サイトだし、下手に噛みついてトラブルになるより、そっと画像URLを変えて事なきを得る方がいいという判断です。

画像の盗用が見つかった場合の対策の流れについて、参考になりそうな記事がありましたのでシェアしておきます。

直リンク以外の画像転載防止のために行った対策

ワードプレスであれば、プラグインで簡単に右クリック禁止などのコピー防止対策を行うことができます。

ただ、右クリックが一切できない、選択もできなければCtrl+Cもできないとなると、結構不便だと思うんです。

でも、私のサイトではイラストレーターさんに描いていただいた作品も多数掲載しているので、コピー防止対策を全くしないのも良くないな、と思いました。

なので、最低限の対策をすることにしました。

右クリックメニューの中から「画像アドレスをコピー」「画像をコピー」「名前をつけて画像を保存」の選択肢を無くす&ドラッグを禁止するCSSと、スマホで長押し画像保存を禁止するCSSを組み合わせて、

.single img {
pointer-events: none;
-webkit-touch-callout:none;
-webkit-user-select:none;
-moz-touch-callout:none;
-moz-user-select:none;
touch-callout:none; user-select:none;
} 

こちらを子テーマのstlye.css、または追加CSSに入れて保存。

頭に「.single」をつけて、投稿ページにのみ適用されるようにしました。*

*記事執筆時点ではこのようにしていました。2019年12月時点では、読者様への利便性を考慮し、どうしてもこのCSSを適用したいページにのみ個別に設定しています。

すべてのページにこのCSSを適用してしまうと、以下のデメリットがあったんです。

  • 全ての画像に対してこのCSSを適用すると、ワードプレスのビジュアルエディタ(投稿編集画面)でも画像を扱えなくなった
  • img {pointer-events: none;}を使うと、画像にかけたリンクも作動しない

私の場合、固定ページで特に画像にリンクをかけて使用することが多いので、少々都合が悪いんですよね。

もし上記コードで動作に不都合が生じしたら、削除して元の状態に戻してください。

img [pointer-events: none;]を使っても、画像リンクが作動する裏技

img {pointer-events: none;}を使っても、画像リンクが作動する裏技を発見しました。

画像を【中央揃え】に設定すると、リンクが生き返りました。

おそらくclassが追加されるからだと思います。自分で任意のclassを割り当てても同じ状態になると思いますが、これなら中央揃えにするだけでいいので手軽で簡単です。

右クリックメニュー内の画像に関するコマンドも消えたまま。

一見、ドラッグ&ドロップで画像保存ができそうですが、リンク先のURLのショートカットができるだけでした。

※アフィリエイトなどの画像広告を【中央揃え】にする場合は、リンクの改変に当たらないかご確認のうえ、自己責任にて行ってください。

なお、上記コードを入れると今度は、画像を右クリックした際、「名前をつけて保存」という選択肢が目立つようになります。

ページを保存

やってみると分かると思いますが、これをすると、ウェブページ全体をまるっと保存してそこから画像を取り出せてしまうんですよね。

こっちの方がタチが悪い・・・。

CSSで画像に関する操作を禁止する場合は、このようなデメリットもあるので、ご自身のサイトとの相性をよく考えてご使用ください。

私は上記CSSでとりあえず対応しましたが、完全にはコピーを防げないので、コピー防止プラグインを併用しようかとも思いました。が、見送りました。

あまりプラグインを増やしたくないし、なにより読者様を信じたいから。

引用で当サイト内の画像が必要であれば、スクリーンショットで対応していただければと思います。

最後に

結局、記事のタイトルの割に、やったことは大したことなかったと思います。

でも、これくらいが現実的なんじゃないかとも思います。

現実的な対応策と再発防止策
  • 今回のような直リンク再配布サイトに盗用されたら、画像URLを変更し、可能であれば「.htaccess」ファイルを作成し当該サイトからの直リンクを禁止する
  • ワードプレスユーザーはプラグインの導入やCSS等でコピー防止対策をとる
  • 画像に分かりやすくウォーターマークを入れる

この辺りを試していただければと思います。

※なお、例のサイトでは、ウォーターマーク入りのPIXTAやphotolibrary等のサンプル画像も同様にタグ配布されていました。

本記事の目的は、直リンクによる素材再配布サイトを見つけたことをシェアし、盗用防止対策をサイト運営者様自身の判断で行っていただくよう促すことです。

もしも直リンクで画像が大量に転載されてしまうと、自分が借りているサーバーに負担をかけることになります。

ご参考になれば幸いです。

↑こちらは続きです。

その後いろいろ分かった事もあるので、ぜひあわせてご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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