ベルギー・ボルフローンにある「透明な教会」を見に行った話

ベルギーのBorgloon(ボルフローン)という町にある、“透明な教会”をご存知でしょうか。

巧みに配置された鉄板により、角度によって見え方が変わる不思議な教会。実際には教会として使用されている訳ではなく、教会の形をしたアート作品です。

写真で見るような幻想的な風景を見たくて、海外駐在中(2016年の夏)に行ってきました。場所が分かりにくかったので、行き方をシェアしたいと思います。


目次

1 透明な教会は誰が作ったの?教会について詳しく知りたい!
2 行くなら車がおすすめ。駐車場の場所と行き方
3 ゆったりとした時間が流れる場所。穏やかな空気を楽しんで

 

透明な教会は誰が作ったの?教会について詳しく知りたい!

透明な教会の名称

このストリートビューは、教会へ行くためのあぜ道の入り口です。少し見づらいですが、画面中央に茶色い看板に白文字の案内板があり、「Doorkijkkerk」と書かれています。

「Doorkijkkerk」とは、オランダ語で「シースルー教会」の意味になるようです。

Google翻訳でまずDoorkijkを英訳すると”look through”と訳されます。「透かす」とか、そんな意味ですね。kerkは”church”、教会のことです。

日本語でも「透明な教会」と言うように、おそらく「Doorkijkkerk」も、この教会を分かりやすく説明するために通称名のような形で案内板に表記しているのかと思います。

この「透明な教会」にはきちんと別の名称があります。

Reading between the lines
(行間を読む)

と言います。なんだかカッコイイですね♪(#^.^#)

 

制作者は二人のベルギー人建築家/アーティスト

Reading between the linesは、Gijs Van Vaerenberghギスヴァンヴェーレンバーグ)というコラボレーション名で活動する二人の建築家/アーティスト、Pieterjan Gijs氏Arnout Van Vaerenbergh氏によって2011年に制作されました。

参照 Wikipedia│Gijs Van Vaerenbergh(オランダ語)

彼らはReading between the linesの他にも、個性的でアーティスティックな建築物を作っています。

公式サイト icon-external-link で二人の他の作品のポートフォリオを見ることができますよ♪

 

YouTubeで教会の制作過程が見られる!

Pieterjan Gijs氏とArnout Van Vaerenbergh氏が教会のコンセプトについて語り、教会が作られていく様子を撮影した動画がYouTubeで見ることができます!

 icon-youtube pit – Gijs Van Vaerenbergh – Reading Between the Lines – end result | Z33 – art in public space

英語で説明をされていますが、字幕の文字起こしを見ることができます。内容が気になる方はGoogle翻訳などで日本語訳にしてみてください。

私も英語は不得意なのでGoogle先生のお世話になりました★(笑)

彼らは動画の後半でこんなことを言っています。

The work is called ‘Reading between the lines’.

On the one hand this title is chosen because it is important for us that the viewer discovers the meaning in the work itself.

Literally reading it between the lines.

We don’t want to pinpoint all meanings in a certain way this work is abstract it is a minimalistic work that allows people to make their own interpretation.

On the other hand the title refers literally to the look of the sculpture.

It is a set of lines that form the shape of a church and also when you read between the lines you see the landscape it is those two that the work is made up of.

作品は「線の間の読書」と呼ばれています。

一方で、このタイトルは、視聴者が作品そのものの意味を発見することが重要であるために選ばれています。

文字通り線の間でそれを読む。

私たちは、すべての意味をある意味で特定したくないのです。この仕事は抽象的です。人々が独自の解釈をすることを可能にする最小限の仕事です。

一方、タイトルは文字通り彫刻の外観を指します。

それは教会の形を形作る線の集合であり、線の間を読んだときに景色を見るときには、作品が構成されている2つの線です。

日本語訳の部分は、元の英文をGoogle翻訳にかけたままの状態なので悪しからず。

 

透明な教会内部

教会内部から外の風景を撮影してみました。

見る者がこの作品の意味を見出すことが大事。

この部分が、一番彼らが伝えたかったことなのかな、と思います。(上記引用の2行目の部分です。Google翻訳と違いますが私の解釈です。)

たとえば抽象画を鑑賞するとき、この絵はどんな事を表現しているのか?作者は何を伝えたかったのか?この絵が描かれた時代の背景は?・・・と、あれこれ考えたりしますよね。

また、抽象画に対する解説や評論が色々とあったりします。

作者の意図を探ることも作品に親しむことに違いはありません。

が、その作品を先入観なく見た人が何を感じ、何を思うのか。その想像がもし、作者の思惑を超え、見た者の未来に少なからず何らかの影響を与えるとしたら・・・作った側からしたら、こんな面白い事はないのかもしれません。

もちろん、見た者が一体何を感じたのかは、感想でも寄せられない限り、作者が知る由もないのですが。

 

さて、随分と前置きが長くなりました。次項で場所の詳細と行き方についてご説明いたします。

行くなら車がおすすめ。駐車場の場所と行き方

おそらく、この「透明な教会」を見に行こうと検討している方は、今ベルギーや近隣国に駐在中の方だと思います。

周辺に大きな観光スポットも無いし、日本から個人旅行でわざわざ行くには立地が悪いです・・・。

なので、車があることが前提でお話を進めさせていただきます。

 

ナビには近くのホテル住所を入れて!

まず、住所ですが・・・。住所らしい住所は残念ながらありません。

Google mapで「Doorkijkkerk – Reading between the lines icon-external-link 」と検索すれば場所はヒットするのですが、地図モードで見ると周りがまっさらで良く分かりません・・・(笑)

一応、航空写真を埋め込んでおきます↓

私たちはとりあえず、教会付近にあるホテルの住所をナビに入れて出発することにしました。

Pracha icon-external-link というホテルです。

住所:Kogelstraat 3, 3840 Borgloon, ベルギー

ホテルの近くにラウンドアバウトがありますね。

教会に行くには、N79という道路沿いにある公共駐車場に車を停めて行くことになります。ホテルにたどり着いたら、ラウンドアバウトを超えてN79道路を東に進んでください。

 

駐車場はちょっと分かりにくい!でも、あぜ道入り口のすぐ近くにあるよ

Google map上では駐車場の表記がないので分かりにくいのですが、N79の道路沿いにちゃんとあります。

以下のストリートビューの画面左側です。

 

Open Street mapで見ると駐車場の場所が分かります。

ボルフローン-透明な教会付近の駐車場

教会付近の駐車場―クリックするとOpenStreetMapのページにリンクします

こちらの観光案内ページでも、この場所に車を停めていいよ、とちゃんと書いてあるのでご安心を。

 

最初の内はこんな感じの一本道がひたすら続きます。

ボルフローン

この写真は写真ACに投稿しています。無料ダウロードいただけます。

 

・・・が、途中から道がなくなります。こんな感じの、芝生と木が生えているだけの道を延々と進みます。

 

信じて突き進んでください(笑)大丈夫です。この先に教会があります。

ボルフローン教会付近地図

 

もしご心配な方は、オフラインで使えるGPS地図アプリ「MAPS.ME」をインストールし、ベルギー「リンブルク州」の地図をダウンロードしておいてください。

iOS版はこちら

Android版はこちら

☞使い方はこちらの記事をご参照ください。

海外駐在中、とってもお世話になった神アプリです。ぜひご活用ください!

ゆったりとした時間が流れる場所。穏やかな空気を楽しんで

ボルフローンの透明な教会

モノクロにしてみるとおしゃれな感じに。

インターネット上では夕暮れ時の幻想的な写真や、様々な角度から撮影した不思議な写真が多数見つかります。

確かに上手に撮影すれば、いかにも「インスタ映え」しそうな素敵な写真が撮れそうです。

でも、実はこの教会、高さは約10メートル。実物はそんなに大きいものでもなく、あぜ道を進んだ先の芝生が広がる場所にポツンと建てられています。

凄く綺麗に撮られた写真を見て、期待に胸を躍らせて見に行くと、ちょっと「えっ・・・」となるかもしれません(笑)

 

ただ、私はこの場所は、教会そのものを見に来る場所ではないと感じました。

ある意味“開放的な”教会のそばで、ゆっくりと過ごす。教会は確かにそこにあるのに、「透明」であるが故に、存在を主張し過ぎず、近くで見守ってくれているかのよう。

既存の概念にとらわれない教会がそこにあることで、もっと自由に、フレキシブルに物事を考えていいんだと思える。

そこにはとても穏やかな空気が流れていて、のんびりまったりと予想外に長い時間を過ごし、とてもリフレッシュすることができました。

教会のそばでくつろぐ家族

私たち以外の観光客は老夫婦と子連れの家族の2組でした。

子連れの家族も、観光と言うより、ピクニックにでも来たような感じで、芝生に直に座り、のんびりと団欒を楽しんでいました(#^^#)

透明な教会と穏やかな空気が流れる場所。お近くにお住いの方は、ぜひ一度訪れてみてください。

icon-clock-o 2017年9月13日 icon-rotate-left  icon-user ちびこママ

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