子どもの絵本ってどうしてますか?
図書館で借りる?バザーやフリマ?頑張って新品?それとも・・・あかえほ?(笑)
当サイトの無料絵本を普段ご利用いただいてる皆様、誠にありがとうございます。でもたまには子どもにちゃんと絵本を買ってあげたい・・・と思っている方も多いかもしれません。
すいません、市販の絵本のレビューがとっても少なくて(笑)
今回は、子どもの誕生日でオリジナルストーリーができるという『魔法の数字』という絵本を試してみたので、感想を書いてみたいと思います。
『魔法の数字』ってどんな絵本?
『魔法の数字』は海外絵本ですが、日本語対応のいわゆる“カスタム絵本”です。
子どもの名前と誕生日、任意のメッセージを入れて、世界に一つだけのオリジナル絵本ができます。
この絵本のユニークなところは、誕生日によってストーリーの流れが変わるという点。エンディングは一つですが、誕生日に含まれる数字によってストーリーの順番や内容が入れ替わり、マルチストーリーのような感じになります。
カスタム絵本というと、お子様の名前や写真を絵本に入れられるというイメージだと思います。
例えばこちらのサイトなどですね。☞オリジナル絵本のiicotoカスタム絵本shop
『魔法の数字』は名前を入れられるだけでなく、ストーリーの順番まで変わるので、オンリーワン感が高いな、思いました。
公式サイトで誕生日や名前を入力し、絵本のプレビューを見てみよう
ただ、Amazon経由の場合、「注文後、E-mailにて絵本作成に必要な情報を頂きます」とのこと。
公式サイト では、注文前に誕生日や名前を入力し、絵本のプレビューを確認した上での注文となります。
現在、Amazon経由で注文すると定価より少しお安く買うことができます。
公式サイトでの注文の具体的な流れですが、まずトップページで名前、性別、誕生日を入力し、あなただけの絵本を作るボタンをクリックして先に進みます。
すると、メッセージを追加する/カートに入れるという二つのボタンが表示されます。
メッセージを追加するボタンをクリックすると、以下の画像のように、詳細を入力するフォームが展開します。

「添えるメッセージ」欄に任意の文章を入れると、それが絵本の冒頭の文章となる
カスタマイズできる箇所は上の画像を参考にしていただければと思いますが、特筆すべきは「添えるメッセージ」に任意の文字を入力すると、絵本の最初のページでそのままの文章が印字されるという点でしょうか。
私は「大きく元気に育ってくれてありがとう」的な事を入れて注文してみました。(漢字もOK)
・・・今にして思えば「大きく育ってくれて」と言うには早いんだけど(笑)
ちなみに、見開きで30ページ近くありますが、全ページプレビューで確認ができます。
カスタム絵本なので、やっぱり全ページ事前に確認したいですよね。
また、「添えるメッセージ」を入力する場合は、一行の長さを考慮しないと挿絵に文字がかかってしまう場合があるので、必ずプレビューで確認するようにしてくださいね。
それと、子どもの名前を絵本の文章の中に入れてもらえる訳ですが、ところどころ「少年」/「少女」と表記されています。これは名前が反映されていない訳ではなく、元が外国語なので、繰り返しを避け代名詞のような扱いになっているからと思われます。
試しに英語バージョン(複数言語対応です)でプレビューしてみたところ、該当部分は”liitle boy”/”little girl”となっていました。なるほどね。
幼小期は挿絵を楽しむ、ストーリーは小学校に上がる頃か?
先ほど言いましたが、この絵本、見開き30ページ近くあります。
1ページあたりの文字数もそこそこ多く、3歳児(記事執筆当時)に読み聞かせできる文章量ではありません(笑)
今のところ、我が子は絵を見て楽しんでいます。勝手にストーリーを作って自分でぶつぶつ言いながらページをめくっていたりもします(笑)動物がたくさん出てくるので楽しそうです。
また、数字の形状は何となく分かってきているようで、「これはイチ?これは二?」とか聞いてきます。(全然違う数字を指したりしますが笑)
ところで、よく見ると、数字が少し不思議な形をしていると思いませんか?写真の左上が4、右下が7です。
文章はゴシック体のような字体で印刷されているので普通ですが、イラストとして描かれている数字は画像のような形になっています。
実はこれ、ヨーロッパでの数字の書き方なんですよ。『魔法の数字』はドイツ製なのです
私もヨーロッパ駐在中は数字の見た目の違いに少し戸惑いました。読む分には別に大丈夫なんですが、向こうはサイン文化なので、日付+サインをする時にササッと書けなくて(笑)

私が書くとこんな感じ。1も少し違う。
なんだか懐かしい気持ちになりました。(なんだか駐在生活が遠い過去の話のよう笑)
さて、肝心のストーリーについてですが、誕生日によってストーリーの展開が変わるので、全体の流れよりも一つ一つのショートストーリーを楽しむような感じだな、と思います。
1ページずつ順番に読んでいかなくても、好きなシーンだけ読むという事もできます。
しかし物語の意味を考えようとすると、小さな子どもには難しいかな、という印象。文字数が多いというのもありますが、全体的に哲学的な思想が強いイメージがあるからです。
例えば、私の子どもの誕生日には4が付くのですが、四大元素(風・火・水・土)が登場しました。
日本でもファンタジー系のゲームや漫画でよく登場しますが、四大元素は西洋における物事の根本・物質の構成に対する概念であり、古代ローマや古代ギリシャ時代から支持されている思想です。
まぁ、今はそういう思想の話をするつもりは無くて、ここで出てくる「四大元素」と言うのは、単純な物質の話じゃないと思うよ、という事を言いたかったんです^^;
物事の成り立ち、信念、固定観念にとらわれない発想力、そういった事を伝えようとしている絵本であると感じました。
もっとライトにとらえるなら、友情とか優しさとか。
ストーリーを楽しめるようになるのは、おそらく小学生になった辺りからかな、と思います。子どもが気に入ってくれれば、長く付き合える絵本となるでしょう。
まずは気軽にプレビューで閲覧し、気に入ったらお子様のプレゼントにいかが?(最後に)
今回は、誕生日によってストーリーの展開が変わるカスタム絵本だったため、ストーリーのご紹介はあまりしませんでした。
公式サイト で何度でもプレビューできるので、ご興味を持たれた方はぜひ、ウェブ絵本を読むようなつもりで試してみてください。
ちなみに、最初の方でチラッと書きましたが、『魔法の数字』は複数言語対応で、プレビューで外国語バージョンを読むことができます。
英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語など。ウェブ上で見るとどうしても文字が小さめで少し読みにくいかもしれませんが、ちょっと語学の練習になるかもしれませんよ。

英語バージョンのプレビュー(スクリーンショット)
でも、プレビューばかりしてるのもサーバーに負担をかけるだけなので(笑)、気に入ったらぜひお子様にプレゼントしてあげてくださいね。
一般的な絵本よりはお値段が張りますが、カスタム絵本としてはまぁ相場くらいかな?ボリュームやカスタマイズ性などを考えるとギリギリの値段かもしれない^^;
☆表紙をハードカバーにすると追加料金ですが、絶対お勧めです!
郵送について
受注生産&海外発送のため、到着まで2週間程度かかるとのことでしたが、クリスマスシーズンに発注したにも関わらず、2週間以内に届きました。
あのね、、、ヨーロッパってクリスマスシーズンは郵便物とか遅いんですよ・・・(←経験済み)みんなしっかり休むから!ホリデーですよ、ホリデー!羨ましい(笑)
時期的に3~4週間かかってもおかしくないかな・・・と思っていたのですが、予定よりも早くてビックリしました^^;まあ、たまたまかもしれないので、+1週間くらい余裕を持って注文するのがいいと思います。
ギフトラッピングは未対応、でも・・・
ギフトにピッタリ、なのですが、残念ながらギフト包装は対応していません。
んー、でもね、もし包装対応だったとしても、手元に届いてから自分で包装紙で包んで可愛いシールを貼るとか、ラッピングバッグに入れるとかした方がいいかも(笑)100円ショップでも可愛いのいくらでもありますから。
日本人の折り紙の技術とかって凄いじゃないですか。だからラッピング技術も高いんですよ。
駐在中に何度かデパートでプレゼントを買い、包装してもらったこともあるんですが・・・折り目とかテープの貼り方とか、どうも日本の包装に慣れてると物足りない・・・と言うか、雑に見えてしまうんです(;▽;)
私も何回か自分で直しました・・・。素人なりにちょっとはマシになったよ。一生懸命やってくれてるのは分かっているんです。日本人が上手すぎるんです。
ちなみに本のサイズは、閉じだ状態でA4サイズよりちょびっと大きいくらいです。ご参考までに。
海外の絵本に興味がある、お子様にちょっと特別な物をプレゼントしたい、という方のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。