ドイツの名城ノイシュヴァンシュタイン城へ個人旅行した話

ノイシュヴァンシュタイン城

マリエン橋からの眺め―写真ACでダウンロードできます。

南ドイツにある、ノイシュヴァンシュタイン城。おそらくドイツで一番有名なお城です。なぜならシンデレラ城のモデルとなったお城だから!

今回の記事は、ノイシュヴァンシュタイン城に個人旅行に行った時の旅行記です。長いのでお時間のある時にご覧ください。お時間ない方は目次の中からご興味のあるところをどうぞ♪


 

ノイシュヴァンシュタイン城ってどんなお城?

私はこのお城に対する予備知識が全くありませんでした・・・(笑)簡単に概要を書きたいと思います。

📌 立地

南ドイツ・フュッセン郊外の「ホーエンシュヴァンガウ」という小さな村にあるお城です。

ドイツと言えば「ロマンティック街道」が有名ですね。ドイツには複数の観光街道がありますが、その中でもロマンティック街道は最も人気があるのではないでしょうか。

ロマンティック街道は、マイン川沿いの美しい町・ヴュルツブルクから始まり、可愛らしい中世の町・ローテンブルクなどを通り、今回ご紹介するノイシュヴァンシュタイン城が終着点です。

 

📌 歴史

19世紀、バイエルン王・ルートヴィヒ2世により17年の歳月(1869~1886)をかけて建設されました。ルートヴィヒ2世は中世騎士道へ強い憧れを抱いていました。

ノイシュヴァンシュタイン城は、彼のロマンティックな夢を具現化した自己表現の作品でした。

ルートヴィヒ2世はノイシュヴァンシュタイン城の他にも、近隣にリンダ―ホーフ城を建設しています。

更なるお城の建築も計画していましたが、巨額の借金が嵩み、統治不能者のレッテルを貼られ軟禁されてしまいます。

最終的にルートヴィヒ2世は、主治医とともに謎の死を遂げます。ノイシュヴァンシュタイン城は実は未完成の部分も多く、また、彼がこのお城に居住したのはわずか102日間だったそうです。

参考
Wikipedia ノイシュヴァンシュタイン城
・城郭ガイドブック(日本語版)©Fotoverlag HUBER

 

📌 外観

出典 pixabay

高さの異なる数本の尖塔を持つ、ロマネスク様式の白亜のお城。この正面からの写真、カレンダーやポストカードなどでよく見かけますね。残念ながら、実際に見に行っても、この姿を拝むことはできません。

真正面からの写真は空撮でしか撮ることができないんです。

見ることができるのは冒頭の側面からの写真で、「マリエン橋」からの眺めです。写真だと迫力に欠けますが、実際にはかなり近くに大きく見えて感動しますよ♪

他の角度から見ることができる場所もありますが、山登りをしたり、ロープウェイに乗って遠目に拝んだり、という感じのようです。時間に余裕があればいいのですが、城内の見学もするとなると厳しいですね。

 

📌 シンデレラ城のモデル

ディズニーランドのシンボルと言えばシンデレラ城!ノイシュヴァンシュタイン城の正面からの写真と見比べてみると、雰囲気がそっくりですよね♪

それでは、以下は旅行記となります。引き続きお楽しみください♪

 

旅行は計画的に

日本からノイシュヴァンシュタイン城へ行く場合、ほとんどの方はツアー旅行に参加すると思います。

個人旅行で行くためにはミュンヘン空港から電車バスを乗り継ぎ、片道2時間以上!

海外旅行に慣れている方でも大変そうですね。私たちも、ドイツ国内からとは言え、遠距離&子連れ旅行。公共機関での移動は無理!車で行きました。

 

初日はお城近くのホテルに宿泊、見学は翌日

ノイシュヴァンシュタイン城の見学はある程度の時間の余裕が必要です。

城内のガイドツアーの所要時間は40分程度ですが、待ち時間やお土産の購入時間などを考慮すると、トータルで最低でも4~5時間はかかると思っていいでしょう。

初日に移動&見学するとかなり慌ただいので、一日目は道中の観光地を回りつつ、お城の近隣ホテルに一泊、翌日を一日お城見学にあてることにしました。

 

ホテルの予約はBooking.comが便利



Booking.com

日本語で検索・予約が可能です。ホテルの説明も日本語対応しているところが多いです。中には当日夕方までキャンセル無料のホテルもあります。

何が起こるか分からない、海外での子連れ旅行。アプリをダウンロードしておくと、アプリで予約のキャンセルも可能なので便利ですよ。

iOS版はこちら

Android版はこちら

(アプリの利用自体は無料ですが、インターネット環境が必要です。)

 

私たちが泊まったホテルは「Hotel Maximilien」

せっかくなら、お城が見えるホテルに泊まりたいですよね。私たちは「ホテル マクシミリアン」に宿泊しました。

ノイシュヴァンシュタイン城

こうして見ると、山の中腹にお城が建てられているのがよく分かります。バルコニーでお城を眺めながら、夫とのんびりおしゃべりをし、とても楽しかったです♪

≫Booking.comの「ホテル マクシミリアン」の予約ページはこちら

ノイシュヴァンシュタイン城のチケット予約手順

ツアー利用の場合、チケットも旅行会社が手配してくれると思います。中には個人旅行を検討している方もいるかもしれないので、予約方法を書いておきたいと思います。

 

 icon-exclamation-triangle ハイシーズンに個人旅行で行くならチケット予約は必須!

山の麓にあるチケットセンターで当日券を購入することは可能です。が、ハイシーズンは大変混雑するため、事前に予約しておくことを強くお勧めいたします!

私たちは7月に行きました。予約したチケットを引き換えるために11時頃チケットセンターへ。そこには既に、当日券を買い求める人たちの長蛇の列が。

電光掲示板があり、「16:00」の文字・・・。

11時の時点で、すでに15時台の当日券は売り切れてしまっている状態でした。

チケットを予約している場合、当日券の列とは別の窓口があります。引き換えは特に並ぶこともなく、一瞬で終わります。予約料はかかりますが、一人当たりたったの1.8ユーロ。200円程度です。

ノイシュヴァンシュタイン城のチケットの予約ページはこちら

 

📌 予約の仕方と注意事項

日本語対応していないので、スクリーンショットで予約の仕方を解説します。

日本語訳をつけてみました。クリックで拡大できます。

必須項目は以下の9項目。

  • 参加者の人数
  • 希望日時
  • 言語
  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • クレジットカード情報
  • 利用規約への同意

予約に関する注意事項はこちらのページ(英語)に記載されています。

Google翻訳で日本語変換したページはこちら。少し分かりにくいと思われる点だけご説明します。

 

・希望日の2日前、ドイツ時間の15時まで予約可能(空き状況による)

例えば〇月20日にお城の見学をしたい場合、〇月18日のドイツ時間15時(サマータイム期間の3月最終日曜日~10月最終日曜日までは日本時間で22時、それ以外の時期は日本時間で23時)までなら、空きがあれば予約が可能です。

実際には、2日前だともう予約がいっぱいで無理だと思います。

ノイシュヴァンシュタイン城へ行くことが決まった時点でなるべく早く予約することをお勧めします。数か月先の日付でも、夏休みシーズンなどは既に埋まっている可能性が高いです。

 

・予約確認の書面について

予約に関する注意事項ページの第3項目の補足です。

予約確認の書面は、EメールでPDFファイルが送られてきます。

予約フォームに住所入力欄はありますが、郵送物が送られてくることはありません。住所は番地や建物名、部屋番などの詳細は省略しても特に問題ありません。PDFファイルに入力した住所が記載されるだけです。

メールアドレスが間違っていたり、迷惑メールフィルタに引っかかったりするとPDFファイルを受け取れません!

確実にメールを受け取れるアドレスを入力してください。

 

無事に予約が完了すると、数日中にこのようなメールが届きます。

送られてくるメール-クリックで拡大できます。

メールには以下の重要次項が記載されています。十分にご注意ください。

☑ お城の入場時間の1時間前までにチケットセンターに引き換えに来ること

☑ 入場時間前1時間を切った場合、予約時間のチケットは提供できず、予約時間以降のチケットになること

☑ 予約のキャンセルは入場時間の2時間前まで。2時間を切ってからのキャンセルは予約料である1.8ユーロ×人数分が、予約時に入力したクレジットカードから引かれます。

☑ チケットの引き換えはチケットセンターにて、予約日当日にのみ行えます。

これらの内容は、予約に関する注意事項ページの第5項目、第6項目で書かれていることと同じです。

 

📌 予約の時間ついて

予約の時間は、希望に近い時間で、オーディオガイドの開催時間に振り分けられます。ガイドツアーにはドイツ語ツアー、英語ツアーの他、各言語のオーディオガイドを受け取りそれを聞きながら回るツアーがあります。

ドイツ語や英語の回に比べてオーディオガイドの回はおそらく少ないのです。

日本語の説明は聞けなくてもいいから希望に近い時間の予約を取りたいという方は、言語設定を英語にしておくと比較的希望通りになるかと思います。(※個人的な予想です。)

PDFの予約票。必ずチケットセンターに持参のこと。-クリックで拡大できます。

 

赤字で書かれている時間が、チケットセンターに引き換えに行けるリミットの時間です。

必ずこの時間より前にチケットセンターに行ってください。

四角の枠内に太字で書かれている内容は、メールや予約に関する注意事項ページの第5項目、第6項目で書かれていることと同じです。

チケット引き換えにはこのPDFが必要なので忘れずに持って行ってください。

また、チケットの支払いは現金でも可能ですが、本人確認のため、予約の際に入力したクレジットカードもご持参ください。

 

📌 予約の変更とキャンセルついて

予約の変更とキャンセルは、電話対応となります。

お問い合わせページに連絡先が記載されています。電話番号は、+49 8362 93 08 30です。ネットでちゃちゃっと変更できないのはちょっと辛いですね^^;

 

📌 予約確認メールが届かない場合

メールが届かない原因は以下のいずれかです。

  • メールアドレスの入力に誤りがあった
  • 迷惑メールフィルタに引っかかりはじかれた
  • 忘れられている(笑)

3つ目は意外とあるそうです(笑)

ちなみに私も、どれが原因か分かりませんが、最初は待てど暮らせどメールが届きませんでした…。電話で問い合わせる勇気がなかったため、もう一度予約フォームに入力し、メッセージ欄に一言添えて送信しなおしてみました。

どんな文面で送ったのか正確には覚えていないのですが、大体こんな感じだったと思います。

“I sent this form once, however, I have not receved a confirmation email yet. I think the email adress I filld was wrong. So I send this form again. I’m waiting your email. Thank you in advance.”

「一度このフォームを送信しましたが、まだ予約確認メールが届いていません。おそらく、入力したメールアドレスが間違っていたのだと思います。そのため、再度フォームを送信します。メールをお待ちしております。よろしくお願いします。」

 

文法やら色々間違ってるかもしれませんが、通じればいいのです!

このようにしてフォームを再送信してみたら、2~3日で無事メールが届きました。

営業時間や各種料金について

📌 営業時間

チケットセンターの営業時間や各お城、博物館の閉館日の案内はこちらのページでご確認いただけます。ノイシュヴァンシュタイン城のガイドツアーは4月~9月の夏季は9時~18時、10月~3月の冬季は10時~16時の間で設定されています。

チケットセンターの営業時間は夏季8時~17時、冬季9時~15時となります。チケットセンターへの電話は9時~17時の間で可能です。

ノイシュヴァンシュタイン城は12月24日、25日、31日、1月1日はお休みです。

📌 駐車場

駐車場情報はこちらのページでご確認いただけます。P4駐車場が一番チケットセンターやバス/馬車乗り場に近くて便利です。駐車料金は一日6ユーロで、20時~8時の間は駐車できません。

📌 チケット料金

ノイシュヴァンシュタイン城の大人一人のチケット料金は13ユーロです。(2017年時点)予約した場合は+1.8ユーロです。ホーエンシュヴァンガウ城やバイエルン王博物館への入場券とのセット販売もあります。

最新の料金はこちらのページに掲載されているPDFファイルでご確認ください。

2017年時点の料金表。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

見学当日は時間に余裕を持って

ノイシュヴァンシュタイン城のチケットを予約すると、予約時間の1時間前までに引き換えなければなりません。この時間設定にはちゃんと理由があります。

山の麓にあるチケットセンターから、山の中腹にあるお城の入り口までは、徒歩、馬車、シャトルバスのいずれかの方法で移動する必要があります。

どの手段で移動しても、大体40分前後かかることになります。

 

📌 馬車の料金と所要時間

馬車

上り6ユーロ、下り3ユーロ。料金は馬車の運転手さんに直接支払います。馬車に乗っている時間は30分前後。乗り場は「ホテルミュラー」の前。降車場所はお城の入り口とは少し離れた場所にあり、10分程度歩きます。

シャトルバス程混雑しないので比較的並ばずに馬車に乗ることはできると思いますが、場合によっては歩いた方が早いようです。

時間に余裕があり、のんびり雰囲気を楽しみたい方にはお勧めの移動手段です。

 

📌 シャトルバスの料金と所要時間

上り1.8ユーロ、下り1ユーロ、往復チケットは少し割引で2.6ユーロ。バスの案内係か、運転手さんに直接支払います。バスは10分間隔で出発し、約10分で降車場所に到着します。

ただし、ハイシーズンは大変混雑するため、バスに乗る人の長蛇の列ができています。

私たちは並び始めてからバスを2本見送り、3本目でやっと乗車できました。しかも10分間隔では追い付かず、15分間隔くらいでした。待ち時間だけで30分以上…。

さらに、バス降車場所もお城の入り口からは離れています。

降車場所から10分~15分ほど歩いてようやくたどり着けます。道が途中で二手に分かれており、冒頭の写真が撮れる「マリエン橋」へ向かう道と、お城入り口へ向かう道があります。

私たちは急いでいたのでお城入り口へ向かうつもりだったのですが、間違えてマリエン橋方面へ進んでしまっていたようで、最後は子供を抱えて猛ダッシュする羽目になりました…(*_*;

チケットに書かれた時間を過ぎてしまうと入場できなくなるので時間厳守です!!

 

お城の内部は撮影不可!ガイドブックやポストカードを購入しよう

ノイシュヴァンシュタイン城のパンフレット

ノイシュヴァンシュタイン城の内部は撮影が禁止されています。内装の写真が欲しい場合はガイドブックやポストカードを買うようにしましょう。

はるばるノイシュヴァンシュタイン城に行くからには、絶対に内部見学は外せないと思う方は多いと思います。

ただ、ノイシュヴァンシュタイン城の内装は結構個性的で、好みは分かれると思います。

壁には叙情詩の世界を描いた絵画や宗教画。豪華絢爛な装飾が施された王座の間。かと思えば、なぜかお城の中になのに洞窟を模した部屋。異様な存在感を放つ白鳥の像…。

 

なぜ白鳥なのかというと、そもそも、お城が建てられているシュヴァンガウという村の名前は、「白鳥河口」、「白鳥の里」といった意味。

リヒャルト・ワーグナーのオペラ『ローエングリン』で有名な白鳥伝説ゆかりの地です。(参照:Wikipedia)ルートヴィヒ2世はワーグナーの影響を強く受けていたといいます。

ノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ語でノイ(neu)=新しい、シュヴァン(schwan)=白鳥、シュタイン(stein)=石。

日本語にするなら「新白鳥城」のような意味になります。だから白鳥の像が置かれているんですね。

 

余談ですが、ドイツ語の授業で「シュヴァン」の発音には気を付けてね、とすごく言われました。シュヴァイン(schwein)=豚に聞こえてしまうことがあるので、それじゃ新ブタ城になっちゃうよ!と言われました(笑)

お城の内部は階段が多くてアップダウンが激しいので、小さなお子様連れやご高齢の方などにはしんどいかもしれません。時間の制約もできてしまうので、のんびりとはできません。

敢えてガイドツアーには参加しない、という選択肢もアリだと思います。

ガイドブックやポストカードでお城の内部を見た気持ちになり、マリエン橋からのお城の眺めを楽しんだり。少し足を延ばしてアルプ湖周辺を散策したり、といった楽しみ方もいいんじゃないかな、と個人的には思います。

 

ただ、お城の内部見学中、撮影が許されている場所もあります。

それは、テラスからの眺め!

ホーエンシュヴァンガウ城とアルプ湖が見える風光明媚なこの景色は、この場所からしか見ることができません。

お城の見学をするも良し、周辺で雰囲気を楽しむも良し。ご自身のスタイルに合わせて、ご旅行を楽しんでいただけたらと思います。

マリエン橋は大混雑?!スリにご注意を!(最後に)

お城の外観は本当にロマンティックで絵になり、まさに童話の世界に出てきそうな雰囲気です。が、あの写真を撮ることができるマリエン橋とは、決して大きいとは言えない橋です。

この画像は、シュヴァンガウのホームページのうち、ノイシュヴァンシュタイン城の情報が記載されているページのスクリーンショットです。お城と橋が見えますね。この橋がマリエン橋です。

この写真では人は4、5人写っている程度ですが、私たちが行った時には、団体客と被ってしまったのか、あるいはハイシーズンだったからか・・・

橋の上がまるで満員電車のような状態でした。

人をかき分けて橋の真ん中あたりまでやっと行き、写真を撮るのも一苦労!おしくらまんじゅうみたいになって、スマホを落としてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました^^;

そんなマリエン橋は、実はスリが多発することでもちょっと有名です。

撮影に夢中になっていたら、財布やパスポートを盗まれた!なんてことになれば、せっかくの旅の思い出が台無しですよね。貴重品の管理にはくれぐれもご注意ください。

もし万が一盗難に遭った場合は、日本領事館にご相談を。最寄りの領事館はミュンヘンにあります。

在ミュンヘン日本国総領事館
住所:Karl-Scharnagl-Ring 7
80539 München

※休館日にご注意ください。

 

旅行記というより、予約の仕方や注意事項について長々と書いてしまいました^^;

日本から行くのであれば、ツアーで行くことをお勧めしますが、中にはヨーロッパに駐在し、車で個人旅行で行かれる方も多いと思います。そんな皆様のお役に立てたら幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

icon-clock-o 2017-06-28 icon-rotate-left  icon-user ちびこママ

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