インターネットの世界って、随分とまあ目まぐるしく変化しているものですね。
私が初めてネットの世界に足を踏み入れたのは、中学生のころ。Windows95が家にやって来て以来、すっかりパソコンに魅せられた父を見ながら育ったので、中学生ながらホームページ作りを始めたのもごく自然な流れでした。
今回は少し思い出話をしつつ、この先どんなウェブサイトを作っていくのがいいのかなー?なんてことを、つらつらと書いてみたいと思います。長いけど気軽に読んでね。
懐かしのフレームを使ったホームページを目にした
とある方のホームページを拝見する機会がありました。
ご定年を迎えられ、老後の趣味にとサイト作りを始められたそう。内容は、これまで行かれた海外旅行の思い出話や、詳しい足取り、素敵なお写真。
それが、実に昔懐かしい感じの、フレームを利用したサイトだったんです。
ああ、良いなぁ・・・。って思いましたよ。(それがきっかけで今回の記事を書きました。)
私が中学生の頃に作成していたホームページも、フレームを利用したもの。左フレームにメニューがあって、GIFでバナーボタンを作って設置して・・・。
チカチカ点滅する「What’s new」とか。なんとなく不自然な壁紙とか(笑)ホームページビルダーと言うソフトを使って、FTPにアップロードして、とある趣味のサイトを作っていました。
バリバリ現役のソフトです。
フレーム???と、ピンと来ない方もいるかもしれませんね。気になる方は、阿部寛さんのホームページをご覧になってみてください。
こういうものです

出典「阿部 寛のホームページ」スクリーンショット
是非ともこのスタイルを貫いて欲しい・・・!
インターネットに慣れてきたある日、衝撃的で革命的な出来事が起きた
さて、ここからは思い出話をしていきたいと思います。
明確な年月は覚えていないんですけど、ある時、ネットの世界に革命が起きました。少なくとも私にとっては大革命でした。それは何かというと。
ダイヤルアップ接続からADSLに変わったこと。
だって、これまで、インターネットに接続するときには接続時間を気にしなくちゃいけなかったんですよ?確か分単位で(いや、3分とかだっけ?笑)、使った分だけお金かかるから。
画面右下辺りに表示される接続時間の表示をチラチラ気にしながら、あと1分で切ろう・・・あぁっ!あと10秒・・・9、8、7・・・ギャー過ぎちゃった!じゃあ、あとちょっとだけ・・・(;’∀’)
こんな具合。しかも、ダイヤルアップって電話回線を利用するので、ネットと同時に電話は使えない。商売をしている家庭だったので、日中はネットが使えなかったんです。
それが、だよ?
ADSLの登場により、時間を気にせずインターネットが使えるようになった。
料金体系の事は子供が知る由もありませんでしたが、好きな時にネットが見れる。本当に好きな時に好きなだけ見てたら怒られたけど。
これを革命と言わずに何を言うのか。大貧民やってる場合じゃねぇ!
それくらいの衝撃でした。
ダイヤルアップ・ADSLについて詳しく知りたい方はこちら
ダイヤルアップ接続とは │「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
ケータイでインターネットができる奇跡
夢中でホームページ作りをしていた時期もありましたが、子供と言うものは飽きっぽいもので。しばらくパソコンやネットから離れた時期がありました。部活とかも忙しかったしね。
そうこうしているうちに颯爽と登場したのが、携帯電話!これも目ん玉飛び出るくらいビックリしましたよ。
そのころ既に、携帯電話なるものが存在しているのは知っていました。が、それが一般向けに、小型で持ち運べるサイズで売り出されるようになるなんて・・・!
私はなかなか携帯電話を買ってもらえず、周りの友達が徐々に持ち始めるのを指くわえて見てました。|ω・`)
やっと買ってもらえたのが高校生も半ばのころ。ガラケーの初期みたいなやつで、液晶画面が緑色のやつ!懐かしいな~ほんと。
3和音でオリジナルの着メロ作って感動していましたよ。小さな画面に音符をちまちま入力してさ。
あっという間に16和音が登場してエーーー?!となり、着うたまでも登場してガクッ・・・_| ̄|〇ってなりましたけどね(笑)
着うたなんかは、ダウンロードして着メロに設定できたんです。つまりこの頃には既に、ケータイでウェブサイトが見られるようになっていた。
色々使いこなせていなかったので、うろ覚えですが(笑)
3和音着メロ時代からほんの3~4年で、画面がカラーになってインターネットが使えるようになるなんて、奇跡としか言いようがないでしょう、もう。
いつからだかパケット通信のダブル定額制が始まり、大学時代は電車の乗換検索や地図、天気と本当にお世話になりました。
携帯電話の歴史について分かりやすくまとめているサイト がありますよ
携帯電話の歴史 │年代流行
無料ブログの登場で誰でも気楽に自分のページを持てる時代になり、ちょっとショック
大学時代、実はブログをやっているんだ~!という人がチラホラ現れるようになりました。
そう、無料ブログの登場です。ネット環境があれば誰でも気軽にアカウントを作り、ワードに文章を打つような感覚でサイトを作れる。
これは正直、ショックでした・・・。
だって、これまでの感覚では、ホームページってそれなりのお金を払って作るものだったから。
ホームページのレイアウトやデザインも、あれこれ試行錯誤して頑張って作ったのに、無料ブログにはオシャレなテンプレートがたくさん用意されていて、着せ替えも簡単で。
無料ブログが登場してから初めてネットで何かを発信し始めた人も多いはず。なんか、正直「ずるい・・・!」とか思ってましたよ。
今思うとアホです、はい(笑)
SNSの登場で人間関係に変化が現れるように
無料ブログが登場したと思ったら、今度は急激にSNSが流行り出しました。最初はmixiだったかな。当時は既存ユーザーからの招待制でしたね~。
twitterは当時ノータッチだったのでよく分かりませんが、Facebookとかも流行り出して、とりあえず、SNS上で友人が多いのがカッコイイ、みたいな雰囲気がありました。
あの頃のSNSでは、リアルの友人と、ネット上だけでのつながりの人が混在していて、グループとかイイネとか、気づかぬうちに精神を消耗していたように思います。
20代にどっぷりSNSの世界に浸って、SNS疲れもガッツリと経験しちゃいました。もっと上手く線引きができたらよかったんですが、新しいサービスで流行りに乗っかると、付き合い方の加減が分からなくなるんですよね。
SNSがきっかけで、なんとなく疎遠になってしまった人もいました。いい勉強になったと思います。今ではリアルの友人はFacebookだけ、twitterはネットの付き合いだけ、とキッチリ分けています。
スマホの登場でまたも大きな時代の変化を迎える
これまた衝撃的だったなぁ。スマホの登場。
ガラケーでもネットは出来るんですけどね。スマホとなると、もう小型のパソコンな訳ですから。
私が初めてスマホを買ったのは4年くらい前。夫の海外転勤がなければガラケーのままでした。スマホなら日本にいる家族や友人との連絡手段として、メールやSkypeをするのに便利だな、と思ったんですよね。
のちに、メインの連絡手段はLINEに。ビデオ通話が普通にできるので便利でしたね。ちょっとした近況報告はFacebookを重宝しました。
LINEもある意味SNSの一種。パソコンがメインだった時に比べて、SNSが日常生活に深く影響を与えるようになったと思います。
企業もSNSに力を入れてきたなったなぁ、という印象が強いですよね。
また、スマホの登場で、ウェブサイトがモバイル対応ページにどんどん移行するようになってきました。今やウェブサイトへのアクセスはスマホからが半数を超えるとか。
現に私自身も、日常的にネットを見るのはスマホからで、パソコンを開くときはブログを書くとき、という感じになってきました^^;
色んなアプリも無数にあって、もうこの先のネット社会はどうなっていくことやら。
大事なのは、誰に見てもらうサイトなのかを意識すること(最後に)
曲がりなりにもサイト運営者なので、できるなら時代に合わせたコンテンツを作りたいし、これからネットの世界がどうなっていくのかな~?と気になるところではあります。
ただ、タイトルにも書いたように、大事なのは、誰に見てもらうサイトなのか?それを意識して作っていくことが一番だと思うんですよね。
たとえば、冒頭で触れたような、フレームを使用した昔懐かしい感じのホームページですが、私の父も未だにそういうページを作っています。近所のお店のホームページも、同じような感じで作ってあげています。
でも、それで良いんですよ。なぜって、その地域限定で、同じ世代の、昔ながらのホームページに慣れている方へ向けたウェブサイトだから。下手に変えると、「どこをクリックしていいか分からない」とか色々あるんですよ。

イラスト:ちびこママ
今の時代、SEO やら AMP やら UX (※)やら、色んな事が言われていますが、それらを意識しなくてはならないウェブサイトは案外限られている気がします。
それは、不特定多数を相手に、なるべくPVを集める必要があるサイト。ニュースサイトのような情報提供サイトや、収益を上げることを目的としたブログなど。
特定のコミュニティ、グループ、年齢層がターゲットなら、“今どきの”サイト運営を必ずしも意識する必要はないと思います。
※SEOやらAMPやらUXやら・・・リンク先見ても良く分かんないよ!という方へ。
・・・ですよねぇ(´・ω・`)
スイマセン。超ザックリ解説すると
- SEO…ググッて検索結果の最初の方に自分のサイトが表示されるように、タイトルとかアレコレ最適化すること。
- AMP…読み込みがめっちゃ早い超軽量モバイル専用ウェブページ。自分で作るのはなかなかに難しい。
- UX…ユーザー体験。ウェブサイトを利用して、おおーーー!って事もあればイラッ・・・とする事もありますね、そいういう反応とかのこと。
テキトー!(笑)まぁ、イメージが分かればOK、ってことで。
シニア世代は、インターネットと少なからず関わってきています。でも、最近の洒落たデザインで、SNSアイコンがズラッと並ぶようなサイトよりも、昔ながらのホームページの方が見慣れていて安心感があるもしれません。
私は今30代ですが、なんだかんだでブログが一番身近で、SNSはそこそこ、という感じ。同世代の方がメインターゲットと考えているので、私のサイトもブログスタイルがメイン。
もう少し下の世代になると、インスタのような、画像に重きを置いたSNSの方がメインなのかも。となると、視覚的にインパクトがあるサイトが親しまれやすい気がします。
デジタルネイティブとか言われてる世代は・・・どうなんだろう??
私はこのサイトを少なくとも10年は続けたいな~と思っているんですが、10年後ってどうなってるんだろう・・・全く分かりません(笑)
が、見てもらいたいターゲットが決まっているので、その層の人たちに喜んでもらえように、頑張って更新を続けて行きたいな~と思います。
あなたのウェブサイトは、どんな人に見てもらいたいですか?
見てもらいたい相手の笑顔を想像しながらサイトを作るって、結構楽しいものですよ。
・・・あ、もしかしたら、これこそが“UXを高める”という事に繋がるのかもしれませんね!よく分かんないけど多分!(笑)
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。